XML > XML > 要素(element)
要素とは
XML 文章の最小構造。
開始タグと終了タグ、及びそれらに挟まれた内容により構成される。
要素 | ||
開始タグ <要素名> |
要素内容 | 終了タグ </要素名> |
(例) <商品名>シャープペンシル</商品名> 上記の例でいうと 要素は <商品名>シャープペンシル</商品名> 要素名は 商品名 開始タグは <商品名> 終了タグは </商品名> 要素内容は シャープペンシル となる |
親要素・子要素
要素は他の要素を含むことが可能である。
以下の例では「ドキュメント」が親要素、「題名」「作者」が子要素である。
<?xml version="1.0" ?> <ドキュメント> <題名>あああああ</題名> <作者>いいいいい</作者> </ドキュメント> |
要素のルール1:終了タグは省略不可
HTML では終了タグを省略できるものがあったが、XML では終了タグを省略出来ない。
HTML の場合は以下でも可 <select> <option>AAAAA <option>BBBBB <option>CCCCC </select> XML の場合 <select> <option>AAAAA</option> <option>BBBBB</option> <option>CCCCC</option> </select> |
また、要素内容も子要素も持たない要素を空要素といい、
終了タグを省略した以下のような書式で記述する。
(書式) <要素名/> <要素名 属性名="属性値"/> (属性に関しては属性の説明ページを参照) HTML の場合は以下でもいいが XML ではエラー <img src="AAAAA.GIF"> XML の場合は以下のようにする必要がある <img src="AAAAA.GIF" /> |
要素のルール2:入れ子構造は正確に
入れ子構造は正確にする。
HTML の場合は以下でも可(本当はあまり良くないんだけどね)だが、 XML では不可である <font color="red"><b>タイトル</font></b> XML の場合 <font color="red"><b>タイトル</b></font> |
要素のルール3:大文字小文字は区別される
大文字と小文字は区別されるため、大文字小文字の組合せが異なれば別の要素として扱われる。
例えば、開始タグ <Year> で始まる要素は終了タグ </Year> で終了させなければならない
終了タグが </year> 、</YEAR> だと「終了タグつけ忘れ」の扱いになる。
要素のルール4:ルートの要素は1つ
ルートの要素は1つだけにする。
以下の例ではルート要素として「ドキュメント」が2つあるため不正である。
<?xml version="1.0" ?> <ドキュメント> <題名>あああああ</題名> <作者>いいいいい</作者> </ドキュメント> <ドキュメント> <題名>ううううう</題名> <作者>えええええ</作者> </ドキュメント> |
上記の例を訂正する場合は以下のようにルート要素を用意すればオーケー。
(「ドキュメント」は2つあるが、ルート要素「ファイル」は1つなので問題ない)
<?xml version="1.0" ?> <ファイル> <ドキュメント> <題名>あああああ</題名> <作者>いいいいい</作者> </ドキュメント> <ドキュメント> <題名>ううううう</題名> <作者>えええええ</作者> </ドキュメント> </ファイル> |